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GENE95付属文書Readme.txtより
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**                  GENE95辞書について                                  **
**                                    By Kurumi (GGD00145)              **
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GENE辞書をダウンロードしていただき有り難うございます。いろいろな試行錯誤を経ながら、GENE辞書の方向性がやっと自分の中で明確になったため、今回はもう一度GEN95として全データをアップすることにしました。今後、GENE辞書は、自分自身の勉強を兼ねて、現代事典的な要素を加味しながら、用語・説明・用例ともに充実したものにしていきたいと考えています。

今回のGENE95の収録語数は、57,350語ほどです。BDIC95から重複を削除し、用例を一新して、表記の統一を行っています。また、現代事典的な味付けとして、今回は、"世界(というよりは"米語圏")から見た日本"という観点から用例を収録しました。身近な話題からアプローチするというのは、英語のもつニュアンスや表現方法を知る上で有意義ではないかと思います。

収録されているGENE95辞書はDOSテキスト形式になっていますが、このFWINFフォーラムのライブラリ2番にアップロードされているTaNさん作のPDICW用の区切り形式になっているため、PDICWで使用することをお薦めします。

おそらく、PDICWに出会わなければ、このような辞書を作る気にはならなかったのではないかと思います。素晴らしいソフトを手掛けているTaNさんに感謝します。

*** なお、このGENE辞書は、同じくKurumiがアップしている ***
*** TERM辞書とはまったくカバー範囲が異なります。 ***

■ 使用方法

LHAで解凍した後のGENE95辞書は、PDICテキスト形式になっています。このためエディタなどで簡単に参照・加工できるのですが、便利さ・スピードなどを考えると、PDICWで使うことをお薦めします。実際にPDICWで使うには、辞書のコンバート機能を使ってPDIC辞書形式に変換する必要があります。詳しくは、PDICWのヘルプを参照してください。

これまでのGENE95辞書(単行本の「電索辞典」に収録されている辞書、またはBDIC95とBDIC_UPのファイルを結合することによって得られた辞書)を変更を加えずにそのままお使いの方は、この新しいGENE95辞書に置き換えてください。変更を加えている方は、いったん新しいGENE95をPDIC形式にしてから、差分を取るなどの方法で、その変更を新しい辞書に反映させてください。差分を取る方法などは、PDICWを参照してください。

■ GENE作成時の主なガイドライン

GENE辞書を作成するにあたっては、以下のガイドラインを採用しました。

・ 可算(countable)名詞かそうでないか紛らわしいときは、[日本語訳]欄の先頭に(a 〜)または(an 〜)を入れる。また、定冠詞については、同様に[日本語訳]欄の先頭に(the 〜)を入れる。

・ 使い方が難しい用語については、できるかぎり、使い方がはっきりと解るような用例を入れる。

・ 訳語自体が難解と思われる場合は、できるかぎり、その説明を入れる。

その他、こうしたらもっと使い易いのではないか、あるいはこんな情報があれば、というご意見があれば、Kurumiまでメールでお知らせください。


■ 単行本「電索辞典」(技術評論社刊)について

GENE95辞書は、上記単行本に収録されています。CD-ROMとディスク、小冊子付きです。小冊子の内容は、"いかに自分なりの辞書を作るか"がテーマです。もし、興味がございましたら、ぜひ頁をめくってみてください。(宣伝してしまったブヒブヒ...(^^;)

単行本の印税の一部は、FENGフォーラムなど辞書データの入力編集に携っている方々への感謝の気持ちから、独断と偏見で最も役立てていただけそうなところに寄付させていただいています。初版の印税は、下記に寄付させていただきました。

神戸大学学生震災救援隊
〒657 兵庫県神戸市灘区鶴甲1-2-1
TEL/FAX: 078-881-4755

当初、上記単行本には、「震災にあわれた方が、この本が出るまでには、気持ちの落ち着ける場所に移られていることを祈ります」と書くつもりだったのですが、まさか4月に入っても、避難所生活ということはないだろうと考えて削除しました。しかし、これはとんでもなく甘い考えだったようです。救援隊の方からいただいた電話によれば、多くの人がまだ避難所生活をしており、ビニールシートが傷んで、交換時期にきているとのことでした(5月末時点)。寄付は、ビニールシートの購入・運搬に役立てたいとのことです。

神戸大学学生震災救援隊は、救援隊通信というニュースレターを発行しており、妻が衣類などを送らせていただいてからは、私の家にも毎月届けられてきます。学生の方ばかりでなく、社会人の方も参加されているようです。関心のある方は、連絡してみてください。

■ GENE辞書の今後

GENEは、FENGフォーラムなどにアップされているデータを基に出来上がったBDIC95の全内容を吸収し、発展解消させた辞書です(FENGで辞書データの入力・編集に携われている皆さん有り難うございました)。今後は、日本語訳や用例にいろいろな説明を加えることによって現代事典的な味付けをしながら、アップデートし続ける予定です。ごく限られた分野になるでしょうが、GENE辞書を利用することによって、現代世界で話題になっていることを浮かび上がらせ、皆さんにバックボーン的な情報を提供できるところまでいければ、と考えています。

GENE辞書の名前は実際には何でもかまわないのですが、表記との整合性をもたせるためGENExx.DIC (xxは年度)にした方が混乱が少ないと思われます。

■ 内容の校正について

GENE辞書の内容は、現状、用語を自分で打ち込んでいきながら、スペルを確認するという方法をとっています。現在、一太郎の文章校正機能を使って一部をチェックしていますが、すべてをチェックするまでにいきません。また、一太郎の辞書に登録されていない単語も多く、現実には、自分の目を信じるしかないのが現状です。誤りなどにお気付きになりましたら、メールをくだされば幸いです。


■ 参考資料などについて

− 用例について

単行本・雑誌・新聞・パンフレット・広告などの文章を引用させていただいています。原文のままのものは、出典を明示しましたが、少し文章に変更を加えたものについては、変更によって誤りなどが含まれる可能性もあるため、あえて出典を明示しませんでした。引用あるいは参考にした文章は、判り易さや的確さ、視点の良さなどを基準に私自身が気に入った文章を選択し、あくまで文例の目的で利用させていただいていることをご了承ください。

・ "Delta of Venus - Erotica" by Anais Nin (Bantam edition, 1978)
・ "Thy Neighbors Wife" by Gay Talese (Dell Publishing Co., Inc., 1982)
・ "Kaisha - The Japanese Corporation" by James C. Abegglen and George Stalk Jr. (Tuttle edition, 1987)
・ "Britain Explored" by Paul Harvey and Rhodri Jones (Eichosha Co., Ltd., 1992)
・ "Survival English" by Peter Viney and John Curtin (Heinemann English Language Teaching, 1994)
・ Newsweek (Newsweek, Inc.)
・ Asiaweek (Asiaweek, Ltd.)
・ The Japan Times (The Japan Times, Ltd.)
・ Time (Time Inc.)
・ Life (Time Inc.)
・ Byte (McGraw-Hill, Inc.)
・ AMPO (Pacific Asia Resource Center)

その他、メーカーなどのマニュアルやパンフレット類を参考にさせていただいており、そのまま原文掲載したものについては、メーカー名を明示させていただいています。

− 辞書について

普段使用している辞書・辞典類には、以下のものがあります。

・ハンディ版Longman Dictionary of Contemporary English(桐原書店刊)
・ランダムハウス英和大辞典(小学館刊)
・研究社 新英和辞典(研究社刊)
・リーダーズ英和辞典(研究社刊)
・パソコン新語辞典95年版(日経BP社刊)
・情報・通信新語辞典95年版(日経BP社刊)
・経済新語辞典95年版(日経BP社刊)
・Webster's New World Dictionary
(William Collins + World Publishing, Co., Inc.刊)
・ステッドマン医学大辞典[改訂第2版](メジカルビュー社刊)
・Longman Language Activator(Longman Group UK Ltd.刊)
・Jargon(Peachpit Press, Inc.刊)
・Longman Illustrated Dictionary of Computing Science
(Longman York Press刊)
・Jargon File 3.0(PDS, Current editor: Eric Raymond-san)
・マイクロソフト コンピュータ用語辞典[第二版](アスキー出版局刊)
・経済用語辞典(富士書房刊)
・最新英語情報辞典 第2版(小学館刊)
・コンサイス時事英語辞典(三省堂刊)
・トレンド日米表現辞典(小学館刊)
・Word's Word(同朋社出版刊)
・英語図詳大辞典(小学館刊)
・電気電子用語事典(オーム社刊)
・インターネット用語集(共立出版刊)

著作権・配布など

いろいろなものを参考にして出来上がった辞書ですが、PDSではありません。著作権を保有します。もし気に入られて、他のネットなどにも配布したいという方、あるいは個人的な使用以外の目的に使用したいという方は、ご一報願えれば幸いです。営利目的であるか否かを問わず、印刷物にして配布することは禁止します。


Kurumi (NiftyID: GGD00145)