グループホームの疑問解決
『グループホーム』とは？
介護が必要な認知症性のお年寄りが、小規模な生活の場でスタッフと共同生活を営みながら認知症の緩和をうながすことを目的とした介護サービスを受けることの出来る施設です。
- 小規模な環境
- 広い空間、大人数の環境では認知症の方は混乱してしまいます。
- 9人程度のグループホームのような環境だと、お互いを識別して馴染みの存在になることが可能と言われています。また、スタッフもお年寄り一人一人に合わせた対応をしやすくなります。
- 現在、日本では 1ユニット 5〜9人規模と定義されています。
- 自立の支援
- 家庭的な雰囲気の中で普通の生活をする。食事の用意や掃除などをできるだけ自分ですることにより、自立心、生きがいを持ってもらうことを支援します。
- スタッフは、一から十まで何でもお世話してしまうのではなく、お年よりを根気よく見守りながら、日常の活動はできるだけ自分でしてもらいます。
介護保険とグループホーム
グループホームは、介護保険の在宅サービスにあたります。施設サービスではありません。
介護保険における要介護認定にて、要支援2、要介護1〜要介護5 の認定を受けた方が在宅サービスとして利用できます。要支援1と判定された方はサービスを受けることは出来ません。
その他施設との違い
- ケアハウス
- 老人福祉法に基づく居住施設で、60歳以上の方、あるいは60歳以上の配偶者を有する方が自立して生活できるように配慮されたケアサービス付きの賃貸住宅。
- 一般の在宅高齢者と同様に、在宅福祉サービスを利用することもできます。
- 特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)
- 65才以上の方で、身体又は精神に著しい障害（認知症を含む）がある為に、常時入所して介護を必要とする方が入所できる施設。