ファイル添付時の注意点 | <前へ | ∧もどる |
送信側がWindowsで受信側がMacintoshというように異なるOSのパソコンを使っていた場合、ファイルの添付には十分な注意が必要です。 |
ファイルには、いろいろな形式があります | |
ウイルスには注意! | |
ファイルは圧縮しましょう | |
MIMEでメール機能を拡張 | |
Macintoshのリソースフォーク |
ファイルには、いろいろな形式があります |
インターネットメールの送受信ができる以上、相手がWebブラウザーを持っている可能性は高いので、画像ファイルならばWebブラウザーで開けるGIF形式やJPEG形式を使えばまず問題はありません。 同じテキスト形式でもOSによってそれぞれ文字コードや改行コードが異なりますが、他のOSの文字コードや改行コードで保存できるエディターも多いので、相手の環境がわかっている場合はOSに合わせてファイルを作成しましょう。例えば、MacintoshならJedit,Windowsなら秀丸エディタなどにこの機能があります。 ワープロやグラフィックスソフトなどで作成したデータファイルの場合、そのアプリケーション独自のファイル形式を採用していると、相手も同じアプリケーションを持っていなければ表示できません。 また、フォントの違いなどから、自分の画面と相手の画面とでは表示が同じにならない事もあります。 PDF (Portable Document Format) ファイルはファイルサイズも比較的小さく、相手のパソコンとフォントの違いがあっても同じように表示されるので便利です。PDFファイルは無料で配布されているAcrobat Readerを使って表示することができます。 |
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ウイルスには注意! |
マイクロソフトのOffice製品に組み込まれているVBA (Visual Basic for Application) を利用して作成されたマクロウイルスと呼ばれるウィルスが最近(99/06現在)多く報告されています。知らない人から送られたメールにWordやExcelなどのOffice製品のファイルが添付されていたら取り出さないほうがよいでしょう。 自分がファイルを添付する時には、コンピューターウイルスチェックを行うか、ウイルスが混入しない形式 (Wordならリッチテキスト形式、ExcelならCSV形式) もしくはPDFを利用したほうが安全でしょう。 一番有効なのは本当に添付ファイルにする必要があるか再考されることかもしれません... |
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ファイルは圧縮しましょう |
添付するファイルは一般に通常のメールより容量が大きいので、ファイルは圧縮して送ったほうが通信時間も短くて済み、相手にも親切です(受信にも同じぐらいの時間がかかるのですから)。 圧縮や、その逆の解凍を行うソフトには、WindowsではWinZipやLhasa、MacintoshではStuffit Expanderなどが有名です。 圧縮されたファイルは、通常WinZipの場合ZIP形式、Lhasaの場合はLHA形式、Stuffit ExpanderではSITという形式になります。 異なるOS間でファイルをやり取りする場合は、相手に合わせた方式を使うとよいでしょう。 ただし、LHAは日本では標準ですが海外ではあまり知られていないので、海外の相手にファイルを送る場合はZIP形式を使ったほうが無難でしょう。 また、Macintosh用のLHAでは圧縮時にリソースフォークを取り除くことができるので、MacintoshからWindowsに送るときは便利です。 |
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MIMEでメール機能を拡張 |
ファイルの添付だけでなく、各種のメール機能を拡張する仕様としてMIME (Multiple Internet Mail Extension) が規定されています。MIME形式でファイルを添付すると、相手側がそれに対応したメールソフトを使用している場合は簡単に取り出すことができます。 インターネットメールは7ビットの文字情報しか送ることができないので、ファイルをメールに添付するためにはファイルのデータを7ビットに変換して文字として送信する必要があり、そのための変換方式にはuuencode、BinHex、Quoted Printable、Base64という方式があります。MIMEでは7ビットに変換する方式に、主にBase64を利用します。 ただし、メールソフトによってMIMEの対応に微妙なずれがあり、添付ファイルが正しく処理されない場合もあります。相手側で正しく取り出せない場合は一旦ファイルに保存し、WincodeやAladdin Expanderなどのデコードソフトを用いて添付ファイルを復元してみて下さい。 添付ファイルを送る相手が初心者の場合は、メールの本文でファイルの展開に使うソフトや展開方法を説明してあげましょう。 |
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Macintoshのリソースフォーク |
Macintoshのファイルはリソースフォークとデータフォークという部分から成っています。データフォークは他のOSのファイルと同じ役割をする部分で、リソースフォークはMacintosh独自の機能のために必要な部分です。 Windowsアプリケーションではリソースフォーク付きのファイルは開けません。このためMacintoshユーザーが他のOSの利用者にファイルを送る場合はリソースフォークを取り除いておく必要があります。圧縮ツールのMacLHA(フリーウエア)でもリソースフォークを取り除けます。 もしWindowsユーザーがリソースフォーク付のファイルを受け取った場合、Aladdin Expander 2.0 などを使えば自動的にリソースフォークを除去したり、適切な拡張子を付けることができます。 また、QuickTime for Windowsを使えば、リソースフォークがあったり拡張子がないようなファイルでも適切に画像を表示することができます。 |
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