06/09/22: なんと奥ゆかしい・・・和の多肉植物「みせばや」の花
日本の冷涼な山岳地方が故郷というこの「日高みせばや」さん、涼しい熊本・阿蘇にあるローズセンターで出逢い、鹿児島に嫁にきてもらいました。以来、冬には地表から姿を消し、蒸し暑〜い梅雨時期をやり過ごし、真夏のギンギラ熱さに耐え、また今年三度めの花の季節を迎えました。
しなやかに伸びた茎には丸平な葉がつき、その先に桃紫色の小花を散りばめている姿は、古き良き時代の和服の似合う楚々とした女性の姿を想像させます。花の色は「女郎花」に似ているでしょうか、日本の秋の色。
山中で人の目につかず、ひっそりと咲いていたので「誰に見せようか」と名付けられたそうですが、撫子より先に人目についていたら、もしかしたら「大和みせばや」なんて言葉があったかもしれない。
寒い冬、地面の下でじっと春を待っていた小さな芽が株元にプチプチと顔を見せ始める頃も大好きです。「日高みせばや」さん、愛しい多肉ちゃんのひとつです。
bonmokoさんのブログ「ルンルン老後」でもミセバヤの名前の由来を紹介されていました。こちらの記事にはミセバヤの花の写真も。
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