初冬のブーゲンビレア
「ブーゲンビレア」というと常夏の花、南の国のギンギンぎらぎら熱〜い太陽の下の派手な色の花。そんなイメージありませんか?
ところがどっこい、冬間近の今まさに満開。あちこちで見かける赤や紫、朱のブーゲンビレア、さながら南国鹿児島の紅葉といったところでしょうか。

花に見えるあざやかな部分、じつは苞(ほう)。ほんとの花は3枚の苞につつまれた、まるでめしべのように見える3本のちいさな白い花。
はっきりとした色の苞のなかに咲く白い花、美しいコントラストです。

春に痛〜い思いとしながら短く剪定した枝が、真夏に鋭いトゲをつけながら四方八方へと暴れるように伸び、やがて秋の気配が漂ってくるころ苞が色づき始め、朝の空気に冷たさを感じるようになる11月に入るといっせいに、まばゆいばかりに枝いっぱいの花が開きはじめます。

今や満開のブーゲンビレアに冬の近さを感じる今日この頃