鹿児島地方に梅雨明け宣言が出されてから連日の猛暑。最高気温は34℃まで上がる毎日。
穴をあけた軽石コンテナは強い紫外線の下で日光消毒。そして多肉ちゃんの上には強すぎる陽射しを和らげるために寒冷紗を張り、長雨で伸びた芝の刈り込みと草むしりを始めよう!

多肉植物の不死鳥
な、な、なんと雑草より逞しく伸びているのは、鉢からこぼれた不死鳥の子どもたち。20センチまで成長して、まわりの鉢の中にまでちゃっかり入り込んで大きな顔してる。

「すごいな〜」と その生命力に感心しながらも抜かせていただきました。
ごめんなさい、不死鳥ちゃんの鉢はいっぱいあるし、ほかの多肉ちゃんが苦しくなるから我慢してね。

写真は「不死鳥錦」 子どもは赤く色付いて親葉を華麗に縁どります。


「不死鳥」 べんけい草科 カランコエ屬
細い葉の縁に子株をたくさんつける。その姿が不死鳥に似ているとか・・・
子株は風に揺れたり、物が触れると親から離れ、土のあるところに落ちると根を出して成長します。時にはなかなか乳離れしない子どももいて、親葉にくっついたまま根を出すものも。その子は地面に着地するとすぐに根をはり、スクスクと成長するのです。

葉が細いので暑さにも雨にも強く、逞しい生命力を感じさせます。
南国鹿児島では地植えにすると あっ という間に不死鳥の林ができてしまいます。こんなところからも「不死鳥」といわれるにふさわしいのでは?
班入り種の「不死鳥錦」や「錦蝶」も同じ仲間です。

「子宝草」(別名:クローンコエとも呼ばれる)も不死鳥の仲間と似ていて、楕円形の葉の縁に同じように子どもを付けます。
葉全体に子をつけた姿はフリル飾りをつけた素敵なドレスのようです